事業成功のために ~SWOT分析①

事業を成功させるためには、自社の強み・弱みや、事業を取り巻く現状を正確に把握したうえで、進むべき方向性を誤りなく判断する必要があります。
そのときに役に立つのが、SWOT(スウォット)分析です。

SWOT分析は、自社の強み(Strength)と弱み(Weakness)、自社が置かれている環境の機会(Opportunity)と脅威(Threat)を明確にすることで、自分の事業の方向性や改善点を見出そうとするための手法です。
難しく聞こえるかもしれませんが、方法はいたってシンプルです。

一枚の紙に、大きく十字を書いて、4つの枠を作ります。

SWOT

【内部環境】は、自分で管理できるものと考えてください。
例えば小売業であれば、店舗で取扱う商品の種類や値段、店舗の立地、独自のノウハウなどが当てはまります。
これは誰にも負けない、他社より優れていると思うものは「強み」の欄に記入します。
反対に、この部分は弱いと思うものは「弱み」に記入します。

【外部環境】は、自分で管理できないものです。
例えば、日本や世界の経済状況や、法律改正、市場の動向、流行やトレンドといったことが当てはまります。
昨今の物価高や円安が、プラスになる業種もあればマイナスに作用する業種もあります。
運送業ならば、時間外労働の上限規制は「脅威」欄に記入されるのではないでしょうか。

用紙を目の前に置いて、さっそく始めましょう。
思いついたことを、思いついた順に、4つの枠のいずれかに書き込んでみてください。
事業に直接関係がないと思うことでも構いません。できるだけ多く記入してみることをお勧めします。

それぞれの枠が埋まっていくにつれて、ボンヤリしていたものがクリアになって、自社の進むべき方向性が、より明確になってくると思いませんか?
このようにSWOT分析は、比較的容易に、自分の立ち位置を、客観的に、多面的に把握することができます。

SWOT分析は一回限りのものではありません。社内の事情や会社を取り巻く環境は日々刻々と変化します。

常にSWOTの4つの枠を意識した経営を心掛けることは、環境の急変や不測の事態が生じたとき、迅速な対応と適切な経営判断を行うための助けとなることでしょう。

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